Uberは新たな比較サービス
最近Uber for ~というサービスを目にすることが多くなりました。ざっとあげると・・・
‘Uber For Local Home Services’ Provider ClubLocal Launches In The Bay Area
Uber-For-Laundry Startup Washio Uses Ninjas To Get Your Dirty Clothes Clean
Behold Leap Transit: The Uber for city buses is nigh
Beeline Bikes Is Like A Homejoy Or Uber For Bike Repair
Uber-For-Beauty Startup StyleBee Brings Hair Stylists And Makeup Artists To You
Magic Does Exist With YC’s “Uber-For-Flowers” Startup Bloomthat
位置情報を使ったものや、On-demandなものをUber For~という表現をしているようです。
Uberの特徴的な機能は3つあると考えます。
1.位置情報を使った配車機能
2.運転手の評価をするレビュー機能
3.支払いを省略する決済機能
日本では現在地域限定(六本木)での導入に加えて、車のクラスも限定されています。このためか、高級タクシー配車サービスというイメージが今のところは強いのかもしれません。
日本のUberサイト。UberBLACKのみ。車種は TOYOTA CROWN GRS200 LEXUS LS 460 NISSAN FUGA。
しかし、アメリカでは車に5つのランクがあります。
アメリカのUberサイト。uberX,TAXI,BLACK,SUV,LUXの5つのレベルがあります。一番ランクが低いUberXは、個人が運転手です。このためタクシー業界から訴訟を起されています。
1の配車機能と3の決済機能だけでも非常に便利です。日本だと駅前などのタクシー乗り場の長蛇の列を見ることがありますが、あれをやらなくてもよくなるということですし、降車時の支払い作業がないというのは急いでいるときじゃなくてもうれしいです。
しかしそれ以上に注目したいのが2のレビュー機能です。以前居酒屋タクシーなどが話題になりましたが、タクシーのサービスレベルって正直わかりづらいです。
もう2度と会わないし・・・
短い距離だから・・・
最低限目的地まで連れて行ってくれれば・・・
タクシーってそういうものだから・・・
という感じでこれまであまり注目されてこなかったのかもしれませんが、時々素敵なタクシー運転手と出会うことも事実。それは車種やビールを用意してくれるなどといった物理的なものだけではなく、会話がうまいとか、どうしてこのルートを通るのか、といった説明をきちんとしてくれる、といったソフト的なものもあるでしょう。
そういったことがUberのようなサービスでは可視化されるということですね。
Uberの競合であるLyftでは運転手の評価が低いと運転手ができなくなるそうです(出典:Lyft - Wikipedia, the free encyclopedia)。評価が低い、となるのは5点満点中なんと4.5点。かなり厳しいですね。
レビュー機能自体は食べログなどに代表されるようにこれまでもあった機能ですが、位置情報と結びつくことによって、これまで可視化されてこなかった部分が可視化されつつあるということですね。
冒頭にあげたサービスだとStyleBee(Uber For 美容師)などは、これまで口コミでしか伝わりづらかった美容師さんの評判がわかるようになるかも。
位置情報×レビュー×決済 。
この観点で見ていくと新しいサービスが思いつくかもしれません。